私たちは、素材の良さを最大限に活かしたものづくりをしています。
世界中で栽培される綿の特徴を理解した上で、イメージするタオルに最適な綿を選ぶ。そして、タオルが出来上がるまでの様々な工程において、環境や人、素材にとって最も優しい加工を選ぶ。
綿・糸・加工・織り・デザインひとつひとつに目をむけながら、日々使い続けても風合いを保つ上質な生地を織り上げています。
愛媛県今治市は県の北東部に位置しており、温暖な気候と良質な水に恵まれています。高縄山系を源流とする蒼社川は日本三大軟水の一つとされ、
不純物が少なく、硬度の低い水は糸に柔らかさを与えます。多量の水を使用する染色時にも一貫して軟水を使用するため綿糸や生地の白度や発色に良い影響を与え、タオル製造にとても適しています。
また、タオルを製造するためには製織のほかに撚糸や染め、縫製などの関連工場が必要です。今治産地には関連工場が点在しているため産地内で織りから製品まで仕上げることができます。
私たちの「織り」だけでなく周りの方々のご協力があるからこそ日々進化したタオルを創造する事が出来ます。
今治タオルのブランドマーク&ロゴは、吸水性や脱毛率など独自の品質基準に合格した商品にのみ使用することのできるマークです。
世界最大規模のタオル産地である今治のメーカーをとりまとめる「今治タオル工業組合」が付与しており、高品質のタオル商品であることを保証しています。
エネルギーをたくさん使う加工。
私たちは常に、環境・人・素材にとって最も優しい方法を選択しています。
糸に吸水力を持たせるための精練漂白という工程。 従来の精練漂白では強アルカリ性の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使用するのに対し、TZ酸性酵素法ではお料理に使用する程度の酸と天然の酵素で精練漂白をしています。 そのため素材にも環境にも優しく、従来の方法に比べ二酸化炭素排出量を40%削減しています。
糸に強度を持たせるための糊付け作業。従来の糊付け作業では、非常にソフトな糸の場合、全ての糸に糊を浸透させるためには3回作業を繰り返す必要があります。 一本糊付け機では糊の中を1本の糸ごとにくぐらせるため、1回で作業を終えることができます。 時間が短縮できること、そして使う糊の量も抑えられることから環境負荷の軽減を実現しています。 様々な工程を経て出来あがった生地。 二次加工を施すことで、新たな表情が生まれます。